最近のクラブにおいてはスタッフ(社員&アルバイト)が担当する格闘技系プログラムにおいても「インストラクター」という呼び方をしますが、当サイトではインストラクター=エアロビクスのインストラクターとして説明します。
インストラクターになるには 養成コース卒業(修了)→ オーディション合格
……これだけです。
インストラクターの種類
1)フリーのインストラクター=各クラブとの契約でレッスンを担当
2)社員インストラクター=正社員としてジム、事務等の業務をこなし、レッスンも担当 (スポーツクラブに入社してから、業務の一環として、養成コースを卒業→エアロビクスのレッスンを担当するケースとは違います)
安定した収入を求める場合、2)の社員インストラクターなのですが、なかなか募集のクチがありません。
通常は1)のフリーとして働くことになります。(クラブとの業務委託契約)どちらにせよ、養成コースを無事卒業しなければなりません。 資格は必要? セントラル(ANCS)やエグザス(インストラクターライセンス)では独自のライセンス制度があり、基本的にはそのライセンス取得者しかレッスンをもつことができません。取得しない場合は昇給(査定)対象外、基本フィーが下がるなど不利な労働条件となることがあります。 しかし資格=レッスンではありません。オーディションでは「どこの養成を出たか」「どこでレッスンを持っているか」「動き」が重視されます。
AFAA? ADI? AFAA認定とかADI認定インストラクターの資格がとれるコースもある。2002年からティップの養成コースもAFAA認定、ADI認定校になった。ただし卒業=資格取得ではない。 両方とも更新のための費用がかかります(ワークショップ参加によるポイント制)。ただ、民間のスポーツクラブでレッスンを持つ場合にはどうしても必要というわけではない。後から取得することも可能。またクラブによって独自の資格審査のようなものをクリアしなければならない場合もある……いずれにしてもまずは養成コース卒業が条件です。あくまで民間資格であるため、資格よりどこの養成コースを出たか重視されることが多い。 民間のクラブではなく、公共施設&学校などでレッスンを持つ場合は公認エアロビック指導員の資格を持った方がよいそうです。これは、採用担当者が動きを見て判断することができないため、資格によってしか「インストラクターの技量」を判断できない場合があるからです。
AFAA(米エアロビクス&フィットネス協会)=世界73か国で通用する、フィットネスインストラクター&トレーナーの国際認定ライセンスを発行する世界最大のフィットネス組織 。『AFAA認定校』を卒業すれば取得できる。現在、世界73か国から12.000名が集まり、そのうち100.000名以上のメンバーが、AFAAの認定を得た公認インストラクターとして活躍。日本ではAFAA JAPANが普及活動を行ない、全国300か所でワークショップを開催。 AFAAの教育カリキュラムは、全国の大学・短大・各種専門学校にて正規カリキユラムとしでも採用されている。
個人でも検定試験を受け、資格を取ることが出来る。個人受験の場合は、検定対策ワークショップを受けるのが最善策。
ADI(エアロビックダンスエクササイズインストラクター)= 有酸素運動・エアロビックダンスの指導者としての認定資格。インストラクターが最低限知っておかねばならない理論と実技の知識を確認するために、厚生省所管の社団法人・日本エアロビックフィットネス協会が資格認定テストを実施している。受験・受講資格 は18歳以上でエアロビクス・インストラクターおよびそれを目指す人ならば、性別・学歴に関係なく誰でも受験可能。
試験方法・内容
●学科試験
マークシート(5肢選択)方式の筆記試験が実施される。
●実技試験
第1部……一人2分間ずつ、与えられた課題に沿ってをプログラムし、リードする役割を果たす。
課題はウォームアップまたはクールダウン。
採点ポイントは、@課題に適応した安全で効果的なプログラムが構成できているかどうか。 A的確に指導できているか。B本人が正しく動き、リードをとれるか など。
第2部……正しいエクササイズの選択能力をみるため、1人ずつ、与えられた筋の強化エクササイズまたはストレッチを行う。
JAF(社団法人日本エアロビック連盟)=文部省令に基づき文部大臣が認定する公認資格。受験資格は満20歳以上。
地域住民に基礎的な技術の指導を行う公認エアロビック指導員となり、3年以上の指導歴を積むと、商業スポーツ施設での指導資格>公認エアロビック教師が受験出来る。
ANCS(アンクス)=セントラルでレッスンを持つ場合に必要な資格。実技と筆記試験で判定され、合格すると全国のセントラルで通用。セントラルの養成コースを卒業すると取得できる。外部からの受験も可能