そして思うこと。〜ジャイロキネシス for skiersを終えて〜
日曜日、雨の鎌倉で「ジャイロキネシス for skiers」を開催しました。
企画してくれたスキーヤー・みやのゆきこさんがオフシーズンに
開催しているワークショップ「スキーヤーズ」のなかから9名、ご参加くださいました。
日頃からピラティスや有酸素などのトレーニングをしている猛者ばかり。
なので、熱血ゆきぷ、猛爆発!のスペシャルワークショップになりました(笑)。
今回、ゆきこさんは
「からだのつながりを感じて動くために」ジャイロキネシスを選んでくれました。
ピラティストレーナーでもあるゆきこさんがジャイロキネシスをスキーのトレーニングにとりいれてみたいと思ってくれたこと、本当にうれしかったです。
時々おみかけするのが、
「あ、それはダメ!」
「これじゃなきゃダメ!!」
と、自分が指導しているエクササイズしか認めないトレーナーさん。
自分が教えているものは誰だって大好きだし、
自分にとってはパーフェクトだと思います。
もちろん、私だってジャイロキネシスが大好きだし、
ジャイロキネシスはわたしにとってはパーフェクトな存在で
自分の生き方、そのものだと思っています。
でも、だからって、ほかのものが間違っているわけじゃないのです。
わたしはピラティスも好きです。
自分が教えるのはもうできないけれど、
ピラティスを習いに行くのは大好きです。
最近は行けてないけど、大好きなピラティスの先生もたくさんいるし、
いろんなエクササイズがあっていいじゃないかー!と思っています。
とくにアスリートならば、さまざまなからだの動きができて、
瞬時にベストポジションやベストパフォーマンスにつなげていけることが
必要です。
だとしたら「これだけ!」にこだわらず、
柔軟に取り入れること、大切だと思います。
そういう意味で今回、みやのゆきこがジャイロキネシスを選んでくれたこと、
友達としてもとてもうれしかったですし、トレーナーとしても尊敬に値すると
思っていました。なので、担当したワタクシ、実はとても気合いが入っていました。
「気分」「思いつき」「場当たり」
ふだんはこの3つが人間のかたちになっているワタクシですが、
今回は進行を考える→打ち合わせ→再度、プランを練り直すなど、用意周到で当日を迎えました。
ジャイロキネシスの基本的な原則をふまえたうえでクラスを受講していただく3時間。
さすがにスキーヤーのみなさんだけあって、とてもしなやかに動いていらっしゃいました。
基本原則をお伝えするパートで掴んだ感覚があるからこその「気づき」もあったようでした。
あとは毎度、おなじみ(笑)。
熱血ゆきぷ、炸裂!!! で、幕を閉じました。
そして、私が思うこと。
スキーヤーに限らず、スポーツをやっているかたを対象にジャイロキネシスをお伝えする場合、
大切なことは「寄りすぎない」なのかな、と思いました。
今回、わたしはスキー経験は一回限りでスキーヤーのかたにジャイロキネシスをお伝えしました。が、これが意外とよいかもと思いました。
事前にみやのゆきこと打ち合わせをし、みやのゆきこがなぜ必要かを伝えてくれていたので、
受講してくださるかたたちは、心構えができていました。
このへんさえうまくいけば、その種目や競技に寄りすぎないことはかえって大切なのかもしれないと思いました。もちろん、事前に勉強しておくことは大切です。が、寄りすぎてしまうと、「なぜジャイロキネシスなのか?」がみえなくなる可能性もあるのかなと以前から感じていました。
そのへんについてはまた詳しくそのうち書こうと思っています。
みやのゆきこにも、意見を聞いてみたいなと思っています。
というわけで、そんなことを思っているやまもとですが、
ワークショップ前日、27年ぶりに高校の同窓会に出席してきました。
当時の担任の先生が体育の先生で、ジャイロキネシスのお話を
したところ、ちょっとだけ興味を持ってくださったようでした。
今回の経験がつながる場所が見つかるといいな、と願ってます。