こだわりと柔軟性
深夜に帰宅しただんなちゃんから
「スポーツプレックス、コナミに買収されたぞ」と
聞き、ビックリしました。
スポーツプレックスはかつて「スモールティップネス」と
言われたぐらい、ティップネスでお仕事をされていたかたたちが
たくさん働いているクラブ。
すでに仲良しの社員さんからは「退職も視野に入れています」の
メールをもらいました。
ここ数年、スポーツクラブはさまざまな変化が起きています。
業界、会社の変化は当然、インストラクターの仕事内容にも影響を
及ぼします。
たとえば。
オールマイティーなマルチプレーヤーであることを望まれていたかと
思えば、ある日、突然、職人のような専門職に強いタイプを望まれたり。
浅く広くを要求されていたのが、急に一点集中深く掘り下げろ・・・っと、
言われてもすぐには対応できません。
そういうこともあるわけで、じゃあどうすればいいのか・・・と。
でも、答えは意外と簡単なんですよね。
「好きなようにやる」
単純にそれでいいのかな、と思います。
好きなことを明確にしてやっていれば
どんな状況がきても「これが好きだからやり続けよう」と
思うでしょうし、好きなものがある“自信”は大きいなと思うのです。
契約しているクラブのニーズに応えることはとても大切だと
思います。が、インストラクターも人間です。限界はあります。
そして、ニーズに応えることと自分のやりたいことのバランスの
いいところでキープするのは、至難の業です。
そして、その至難の業をどれだけ評価してもらえるのか・・・
そう考えると、なんとなく見えてくるなあと思っているのですが。
あとはこだわりと柔軟性。そのバランスかなと思います。
こだわりは必要ですが、こだわりすぎるとかたくなになったり、
周りが見えなくなったりしますよね。
流れる水のように柔らかく、でも、大切なものは明確に!
こんな気持ちでいられたら、いいですね。
私自身は新聞記者時代、夏期休暇中に会社がつぶれていたという
今でこそ笑える事件がありました。
NHKのニュースで自分の会社がつぶれていることを知り、
会社関係者に電話をしたら大変なことになっていたのですが、
自分は福岡の競艇場でビッグレースに夢中でした(笑)。
給料やボーナスに支障が出まくったこの時期、気がついたことは
「それでもなんでも好きなことをやる!」でした。
楽しんでやっていれば、必ず誰かが助けてくれるし、チャンスは
絶対にやってきます。
当時もなんだかんだとアルバイト原稿を書かせてくれる関係者が
いて、「やっぱり書くことが大好きだ」と実感していました。
あのとき、そわそわして好きが揺らいでいたら。
自分を見失わない仕事をしていこうと改めて思います。