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2007年09月13日

DIALOG IN THE DARK

「暗闇のエンターテイメント」と言われる
「DIALOG IN THE DARK」に行ってきました。
http://www.dialoginthedark.com/index.html

日常生活の環境が織り込まれた暗闇のなかを
五感のすべてを研ぎ澄ませて歩く・・・
それがDIALOG IN THE DARKです。


初めて出会う、参加者8人。スーツ姿のかたも
OLさんもいます。

しかし、暗闇に入った瞬間、日常の自分はすべて吹き飛び、
ただ人間として存在するからこそ生まれる連帯感ができあがります。
そしてなにも見えない恐怖で一歩も前に進めないと思った私を
救ってくれたのはこの周りのかたたちでした。

目の見えないアテンドさんを始め、まったく知らないかたたちなのに
声、ことば、息づかいや気配がこれほど勇気をくれることに
驚きました。
「私、人さえいれば大丈夫。絶対、前に進める!」と
思った瞬間、涙がでました。私は本当に人間が好きなんだなと。

そして、知らない人に何度も「大丈夫ですよ」と声をかけている
自分に笑いました。いったいなにが大丈夫なのかさっぱり
わからないのですが、一緒にいる人たちに安心してもらいたい!
と強く思っていました。
だから、方向や足もとを伝えながら、必ず「大丈夫です」と付け加えていました。

見えないなかでの五感はにおいや手触り、そして味・・・すべてが
いつもより敏感に感じられました。そして、なによりも人の声!
初めて会った人なのになんとなく感じられるお人柄と気持ち、
そしてみえないはずの空間の広さや狭さ。
いろんなことを感じるたびにからだって、そして人間って
やっぱりすごいと思わずにはいられませんでした。

約1時間の暗闇体験が私には30分ぐらいに感じられました。
とてもとても楽しくて、元気になりました。
暗闇のなかで、また自分を知りました。
小さいけど・・・結構、面白いじゃん!と。

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