SAMURAI meets GYROTONIC® Vol.10
ジャイロキネシス ファウンデーションコース
今回はジャイロキネシストレーナーを目指し、9日間の「ジャイロキネシス ファ
ウンデーションコース」を受講した田中選手のレポートです。
プレコースが終わって約１ヶ月、トレーナーへの次のステップであるファウンデーションコースの開催を首を長〜くして待っていました。
「身体が戻ってしまう前にっ！」そんな焦りを感じていたのです。
継続してきたことはそう簡単には身体は忘れないものですし、トレーナーになろうとする者がそんなんでどうする！っと怒られそうですが、それを軽く超越するぐらいコースに参加するということは特別なことです。毎日キネシスとがっつり向かい合うことによる身体の変化は凄まじいものがあります。
勇んで参加したコースでした。
…しかし各地から集まったコース受講者のレベルの高いこと高いこと。いきなり圧倒されてしまいました。動きはもちろんのこと、普段ピラティスやヨガなどトレーナーとして活動されている方ばかり。お客さまへの伝え方、動きの修正の仕方がすでに身に付いているではありませんか。
なんで皆こんなに分かってるんだろう。…やばい、どうしよう全然できない！こういうびくびくした気持ちが、身体にとっては一番よくありませんね…。動きも小さくなって、やっていても全然気持ちよくなくて、ただ辛いだけ。実はコース三日目の終わりはそんな感じで本当に落ち込んでいました。
でもよく考えれば、何だって最初はできなくて当たり前。できないから努力して、その中でいろいろなことに気付いていく。
「あ、ここをこうしたらできる！」自分でしっかり感じたことは人に伝えるときに、一番説得力があります。受け売りとはちがうホントの言葉、それを探す旅がいま始まったのですね。
「ジャイロキネシスはたから探し」といわれます。
こころもからだも自分にとって一番気持ちよいところを目指していく。分かんないと焦ってガチガチになるのではなく、まずはジャイロキネシスを楽しみながら勉強していこう。そう思って動き始めたコース４日目からの記憶は、全てが「楽しい」や「おもしろい」だから不思議ですね。
最終的には、マスタートレーナーの井上朱実さんやゆきぷさんに「陶酔している
」と言わしめるほどの表情で動いていたそうです…恥ずかしくて顔から火がでそ
う。
でもそれだけジャイロキネシスが好きなんですからしょうがありません。
背骨をspiralしながら胸から腕を開いていく、これがたなしんの一番好きな動きです。
キネシスを始めた当初はうまくできなくて一番嫌いだった動きなのですが、やり続けていく中で「あっ、ここだ！」を見つけて大好きになりました。ハートがオープンになっていく感じがたまりません。こればっかりは自分でも陶酔しているのがはっきり分かりますね（苦笑）。
身体の変化はというと、
・肩がストンと落ちて楽になったこと
・歩いている姿勢がよくなったこと
・背が高くなったこと が挙げられます。
毎回床のパートが終わって立ち上がったときに、「おぉっ！」と声が出るくらいキネシス前より高い位置に立っているのが感じられます。股関節のスペースや背骨の一個一個がオープンになるのですね。ちなみにジャイロキネシスをはじめてから７ミリ身長が伸びています！目指せ１８０センチ！
９日間のコース、その濃密な時間はあっという間に過ぎていきました。全国各地から集まった１４名は全員無事にコース修了しました。これから田中慎一はジャイロキネシス・アプレンティストレーナーとして実習期間に入ります。ジャイロキネシスを伝えていく側に立てたこと、この責任と感動
を忘れずにこれから活動していきます。
本当に、いつの間にやら「ジャイロキネシスのトレーナーになりたい」と思っていました。きっと「ジャイロキネシスになりたい」と思っているゆきぷさんのキネシスを受けてきたからですね。ゆきぷさん、ありがとうございます！
ジャイロキネシスと出合えて本当に幸せです。
そしてこれからが本番。
ジャイロとともに成長していきたいです。
トレーナーとしてデビュー
田中選手とジャイロトニック、ジャイロキネシスに取り組むようになって約1年が過ぎました。１年前は彼がトレーナーになるなど、想像もできませんでした。が、向いていると思っていたこともまた事実。からだのかたさはあるものの、周りの人への配慮や素直な性格を人間としてとてもうすばらしいと私は感じていました。
6月21日。
竹井のスタジオ「MOVES」でジャイロキネシストレーナーとしてデビューした田中選手。
とてもいい75分のクラスでした。
常にクラスのなかに「お客様ありき」の想いが感じられること、そして、なによりも田中選手がジャイロキネシスを楽しんでいるのが伝わってきました。これから先、田中トレーナーはさまざまな場所でクラスを担当すると思います。どうぞよろしくお願いいたします。
「SAMURAI meets GYROTONIC®」は今回で終了です。
田中選手は8月のInternational Cupに向け、これからもジャイロを続けていきます。
今度書いてくれるのは、９月。
オーストラリア遠征から帰ったあとに、番外編として登場していただこうと思っています。
