SAMURAI meets GYROTONIC® Vol.3

「5th line」

「今回はジャイロトニックのコンセプト「5th line」を田中選手に感じていただく!がテーマの60分でした。
ジャイロトニックを受講したことがあるかたや指導しているかたはご存じだと思いますが、ジャイロには独特なコンセプトがあります。
そのなかのひとつが「5th line」。ものの中心、真ん中のラインと言えばいいんでしょうか。
からだの芯からのエネルギーがこの真ん中のラインを通ることで末端までエネルギーが流れ、無駄のない効率のよい調和のとれたムーブメントが可能になる。というのが5th lineの意味なのですが、今まで筋トレをしていた田中選手に、果たしてこういった独特なコンセプトを理解していただけるんだろうか?実はとても不安でした。
が、スタートしてイスでの背骨の動き、ハンドルのエクササイズに入った瞬間、ヤマモトの動物的カンがピン!ときました。田中選手、動きが変化してきたのです。ぎこちなさがなくなった感じ。マシンとなじんでいるのがとてもよくわかりました。チームメイトに「足が速くなった」とか「動きが変わった」と言われたり、自身も今までとは動きが変化してきたことを感じたそうで、「ジャイロを信じている」というのが身体から感じられました。
というわけで、5th lineをみつけることからスタート。長座になって膝の裏をオープンにしたり、股関節にスペースを作ったあと「5th lineはここだよ」と伝えたところ、田中選手は股関節から膝、親指と人差し指のラインを無意識にそろえてきました。「あ。わかる、わかる」
からだから足がつながっているのをあっさり感じてくれたのです。ちなみに田中選手は子供のころからサッカーやラグビーをして育った青年ですが、体育大学や体育の専門学校に行っていたわけではありません。身体に対する教育はごく一般的なかたと同じと考えていいと思います。
ジャイロのコンセプトは難しい!と思うことがよくあります。実は、私自身がなかなか理解できなかったのが「5th line」でした。もともとX脚のうえに両足首の靱帯を断裂した経験もあり、ジャイロを始めた当初はつながりが感じられませんでした。ここ何年かでやっと「ああ、なるほど」と見つけられました。そして、感じられるようになってから、動きは劇的に変化し、ケガや痛みを感じる時間はなくなりました。足首も以前より柔らかくなり、姿勢もずいぶんよくなりました。だからこそ、からだの芯からのつながりを見つけることは大切だということも感じていました。
時間がかかったけれど私自身が見つけられたこと、そして今回、田中選手が感じてくれたこと・・・ジャイロのコンセプトの面白さをもっと伝えていくための自信になる予感がします。
まだまだジャイロのコンセプトはたくさんあります。田中選手の反応が楽しみになってきました。

【田中選手のコメント】

これまで試合や練習の前日のタイミングで行っていた山本さんとのジャイロですが、今回は大会の翌々日で疲労や怪我の痛みがかなり残っている状態でした。
早速「ココが緊張している」と指摘され、そこはまさに筋肉痛のところだったりするので驚きです。プロには何も隠せませんw。
ジャイロキネシスの復習と上半身のトレーニング、そして最後に「5th line」の意識を行いました。
そもそも身体の表面の筋肉しか使ってこなかった自分にとって、骨折したときくらいしか骨を意識したことがありませんでした。しかし山本さんのリード通りに意識をしてみると、意外と簡単に脚の骨の線が分かる。その状態で立ってみると足がしっかり地面を押せている感覚を感じられました。うまく力を伝えるためのベストな状態に脚をもっていく、これが走っている最中でもキープできるようになりたいですね。
ジャイロをやっているからか、最近回りの人の歩き方や姿勢に自然と目が行くようになりました。
あ、この人はちょっと右に傾いて歩いてるな、とか猫背だな〜と、分析を。実際自分もまだまだなのですが、そういう刺激を受けることで悪い姿勢にならないように意識付けしています。
特にPCに向かうビジネスマンの姿勢は本当に丸まってみているだけで肩がこりそうです。長く同じ体勢でいるわけですから、自分は座るときに一番気を遣いますね。
段々とジャイロの動きに身体が慣れてきて、動きが変化してきているのを感じています。間を空けずにトレーニングしていきたいです。
試合でしなやかに動ける身体になることと、会社で「田中はいつも姿勢がいいな」と言われることが当面の目標です(笑)。

(写真は2007年10月14日、lululemon目白で行われたジャイロキネシスのイベントです。写真左が田中選手)

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Copyright (C) エアロ道場 All Rights Reserved. <最終更新日: 11/02/2008 >