SAMURAI meets GYROTONIC® Vol.8

「渡豪するぐっさんにジャイロトニックをプレゼントしたい」

田中選手にそう言われて、3月のある土曜日、オーストラリアンフットボール日本
代表・関口遵選手とジャイロトニックのセッションをしました。

関口選手とのトニックは2回目。
今回は「股関節のつまりが気になるんです」と事前にいただいたリクエストをアタマの片隅においてスタート。

関口選手は大学院で筋肉について専門的に勉強しています。
そのうえ、トレーナーとしての資格もたくさん持っています。
そんな彼になにを伝えられるのか・・・以前なら、つい、余計なことを考えてしまいがちな私でした。
でも「そうじゃない!ジャイロを、そしてからだを伝えればいいんだ」とシンプルに考えられるようになった2008年。去年、京都やマイアミのコースがが私に教えてくれたことはとても大きかったんだということがよくわかります。

あれこれ余計なことを考えるのは、「理解してほしい」「わかってほしい」とか相手に求める「邪心」があるから。
私は私のいいと思う、好きなことをシンプルに伝えればいい。
京都やマイアミで感じたこと、大好きなブラッドリーにならったこと、ジャイロの楽しさ、気持ちよさ、そして独特なテイスト・・自分のなかにあるものを素直に伝えよう。
そう思って関口選手とのセッションを始めました。

ハンドル、ハムストリングシリーズなどセッション後の感想は関口選手のコメント
でどうぞ。
関口選手もいろいろ考えつつ、シンプルに受け止めようと思っていたのががとてもよくわかります。
「感じる」はありのままを受け止めること。実はそれが簡単そうで難しいのです。でも、難しいからこそやりがいがあって楽しいとも言えるのです。わかりやすさや手軽さが教えてくれることとはまた違うなにか。そのなにかが私にとっては宝物なのです。

さて、その後、田中選手ともセッションをしました。
セッションの都合上、関口選手と田中選手はお互いのセッションをみることになってしまったのですが、そのせいで私よりも田中選手のほうがあれこれ考えてしまったようです。
田中選手のコメントからそのへんがとてもよく感じられます。

関口選手、田中選手ともに24歳。オーストラリアンフットボール日本代表として技術はもちろん体力も十分備わっています。
そういうふたりが「ジャイロをやりたい!」と言ってくれること、本当にうれしいです。
「もっともっと動けるようになりたい」
「強さだけじゃなく、しなやかにイメージ通り動けるようなからだを手に入れたい」
大好きなオーストラリアンフットボールをもっともっと楽しむために!・・・その気持ちがふたりをジャイロに巡り合わせたのだと思います。
また、田中選手が半年以上、ジャイロを続けているのは効果を実感しているからだと私自身は思っています。その田中選手の変化を間近でみているからこそ、今回、関口選手のチャレンジがあったのでしょう。ジャイロとオーストラリアンフットボールという一見、共通点のないコラボレートですがこんなふうに少しずつ伝わっていくこと・・・とてもすてきだと思います。

3月末、関口選手は元気よくオーストラリアに旅立ちました。そして、日本でサラリーマンをしながら、8月のインターナショナルカップに向けて「もっと動けるようになりたい」とトレーニングに励む田中選手は、4月末に行われるジャイロキネシスプレトレーニングの受講を決意したそうです。

「今、自分にできることをやる」
そう言っていた田中選手。
もしかしたら、その気持ちはジャイロが教えてくれたのかもしれません。

(写真は腹斜筋のストレッチをしている関口選手と田中選手)

【田中選手のコメント】

頭で考えていることはジャイロ中は隠せない、今回トレーニングを受けて一番感じたのはそれでした。

もうすぐ渡豪するぐっさんにゆきぷさんのジャイロトニックをプレゼントする企画なはずなのに、何故か自分も参加。

最近はトレーニングを頻繁に受けることが出来ているので、うまく動けると思っていたのですが、ぐっさんのジャイロのテイストを受け入れて、すごく素直に動いている姿をみて、すごくプレッシャーを感じてしまいました。

自分もうまく動かなきゃいけない、何回も受けているんだから成長しているところをみせなきゃいけない。
一対一で受けている時には今はもう、自分の今の動きの限界をありのままに見せることに抵抗はありません。

その時間のように、余計な感情に左右されず、純粋に動きを感じること、自分の身体の声を聞くことが、ジャイロを行っていく上で一番重要なことなのだと感じました。人と比べない。
まだまだ修行が足りませんね。

最近毎回おこなっている足のトレーニングは、不器用な私の苦手分野ではありますが、トレーニング後の効果をすごく感じられるのでお気に入りです。歩いたり、キックの動作をすると足が根本から軽くすっと動く感覚があります。「正しい位置に脚がある」トレーニング後だけでなく普段から感じられるように、そしてトレーニング効果を持続させるためにも日常自然にそうなってしまう悪い姿勢(立ち方、座り方)を見直していきます!

【関口選手のコメント】

今回のセッションは、トレーニングとかエクササイズというより、 コミュニケーションだった気がします。
そして、ゆきえさんに言われとおりに、自分の身体が感じたとおり にセッションを受け、セッション中は小難しく何も考えず動くことだけ考えていました。
結果、股関節のスペース、ハートセンターのオープン、そして、踵で大地を踏む感覚を、カラダで表現できた気がします。
セッション後は、立っていることや息をしていることに気持ちよさを感じました。
なんで?どこで?どこが?と問われると言葉にしずらいのですが、 カラダは素直にセッションを受けていたことは確かです。
ゆきえさんに求められていることと、自分が気持ちいいなと感じ、 自分の身体でガイドしたこととの間でキャッチボールが出来たのかなと。

また、今回のセッションでは、最初に股関節のつまり、拇指球の浮きをとって頂いた時に、身体もハートもがっつりと掴まれた気がします。
オーストラリア行きを控え、今まで以上にFootyの練習をしたり、ランニングしたり、筋トレしたりと自分の身体と向き合う時間 が増えていた中で、一番気になるところは結局弱いところでした。
これまで違和感を解消できないまま続けていましたが、今回その部分をリクエスト通りに解決してもらえたことに感動しました。
それと、ここ最近で自分自身と向き合うようになり、自分のことを少しでもわかるようになり、小さな変化を自分で感じれるように なったのかなと思いました。
オーストラリアに行っても、今の感覚を常に保ちたいですね。3月末よりオーストラリアにFootyをプレーしにに行きます。
まずは3ヶ月のチャレンジですが精一杯やってきます。今回の挑戦を応援し、力強く送り出してくれる慎一に感謝しております。ありがとう。

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Copyright (C) エアロ道場 All Rights Reserved. <最終更新日: 11/02/2008 >