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厚労省vs文科省

■フィットネスジャーナル2007年1月号
巻頭特集は「更年期からもっと美しくなる」。その他「インストラクター求人特集」ということで、こちらはオーディション情報がわんさか。
その中で気になったものは「メディカルアクアフィットネスインストラクター資格認定講習会」。社団法人 日本スイミングクラブ協会(http://www.sc-net.or.jp/)が認定するもの。
講習会のタイトルには「内科的……」「循環器系疾患予防改善」。さらに資格の種類として「整形外科的疾患予防改善」などもある。メディカルアクアというだけあるなあと思ったのだが、この社団法人を認可しているのは文部科学省。厚労省ではないんですね。
なお受講資格は「水泳AA級インストラクター、健康運動指導士、、健康運動実践指導者、管理栄養士、介護福祉士、作業療法士、理学療法士、水泳教師、保健体育教諭、医師・看護士、温泉利用指導者」と広範囲。はたして医師・看護士・理学療法士が文科省の資格を取得するのか気になるところではある。医師も保健体育の教諭も「先生」と言う点では共通するけど……。なお水泳教師というのは「水泳の先生」ではなく、「水泳の指導者」の資格です。
ちなみにアクアエクササイズ(AQWI・AQBI・AQT)を認定するJAFA(日本エアロビックフィットネス協会)は厚生労働省認可の公益法人。いまのところ管轄がはっきりしないフィットネス業界だが、厚労省vs文科省の主導権争いになったらイヤだな。民間の資格ははじかれないだろうか。両省のコラボはあり得ないだろうし。

■本日はクリスマスイヴ、そしてディープインパクトのラストレース。有馬記念を迎えると1年の終わりを感じる。強かった。スタジオプログラムもそろそろ年内ラストを迎える。上級ステップ、本日は前後のW。マルチに慣れていない方がいたが、ステップ自体には慣れているので接触することもなく終了。
早くも来年の祝日スケジュールが配布されていた。注目は新しいヨガだろうか。

コスプレ・仮装レッスン

■本日は祝日スケジュール。クリスマス前ということもあり、コスプレ、仮装などのイベントレッスンが多かった。隣のスタジオでは特に仮装とうたってはいないものの参加者の3分の1ほどが仮装。サンタありなんとか戦隊風あり……全身タイツ、おまけにマスク。異次元の世界というものを初めて見ました。もちろんレッスン内容も異次元のような複雑さ。ま、初級レベルのはずなんですがね。

■週刊ゲンダイのフィットネスものの連載で触れていた人材不足。「スポーツ経験のない者までアルバイトで雇う」というものでした。お客さんよりトレーニング知識が低いとかどうとか。スポーツ経験とトレーニング知識が一致するわけでもなく、すべてのお客さんが必要とするわけでもなし。逆にスポーツ経験だけでは困るというのが一般世間。トレーニングだけでなくスタジオプログラムの案内、物販、出納などやることは山のようにある。トレーニングだけでなく、ジム&クラブで取り扱う商品すべてに適切な対応が求められる。しかし、すでに発売されているはずのフィットネスジャーナルだが、店頭には前月号がズラリと並ぶ風景はフィットネスクラブだけではあるまいか。最新号についての問い合わせをすると、またモタモタされたりするのは目に見える。それで不快な思いをするのも嫌だし……優しい私は専門書店でサクッと購入。別にアルバイト(という雇用形態)が悪いとは思わない。バイト感覚がイヤなだけです。

大森駅前にセントラルウェルネスクラブ

■2007年4月、大森駅前にセントラルウェルネスクラブ 大森店がオープンする。
http://www.central.co.jp/new_tenpo/omori.html
スパ、プールはもちろんのこと、女性専用エリアが設置されその中にはチケット制スタジオもある。女性に優しいと言うコンセプトから託児室も完備している。これだけ豪華施設といえども月会費は他のクラブと同レベル。競争はどんどん厳しくなる。利用者にとっては助かるけど。

■ティップネス南行徳店も2007年4月オープン。
http://www.tipness.co.jp/news/06122001.html

■ 豪華でキレイで安い……といっても、通うのは近場。カリスマとかグラドルのようなインストラクターが作り上げたとしても集客にはさほど影響しないのがフィットネス。フィットネスクラブ関連のテレビ広告が少ないのは、こういった理由からだろう。プログラムがどうこう、施設がどうこう、コナミだセントラルだティップネスだといったところで、フツーの人から見ればどれも一緒のスポーツジムだもの。
職場でもよく「どこが良いですか?」と聞かれるが「近くて通いやすいところ」と答えている。毎日シューズ、ウェア、着替え入りの大きいバッグを抱えて通勤できる人って少ないですよ。

公共施設が本気だしたら怖い

■品川健康センター(http://www.kenko.shinagawa.tokyo.jp/
区民向けの健康増進施設。ピラティス、ヨガからエアロビクス、ボディコンバット、スキルアップコースまで様々なクラス(1日500円のフリー利用、コース型教室)が設置されている。指定管理者制度、運営委託などにより、フツーのスポーツクラブ並みの内容。週1〜2回の利用ならこちらでもいいかな?
いかにも公共施設っぽいのはプログラム案内の「目的」。ピラティス=「運動不足解消」、ヨーガ&ストレッチ=「カルチャー&癒し」。運動不足解消が目的の施設なので「運動不足解消」という説明はありなんだろうか。しかも強度★★!そのうえ「腰痛肩凝り改善」というクラスもある。こちらの目的はなぜか「ストレス&運動不足解消」。
このへんが商売っ気がないところで、もうちょっと工夫すると参加意欲がわいたりして。もしかして違うピラティスだったりして。

ダンススクール検索サイト

■ティップネスで見かけたDDD(ダンスダンスダンス)というダンスの本。バレエをはじめ様々なダンスについて取り上げていた。そのサイトはDDD-Web(http://www.ddd-dance.com/

■関連サイトとしてダンススクール検索サイトがある。ダンスだけではなく、ピラティス、そしてエアロビクスも!だが、オープンしたばかりか登録数は少ない。
http://www.ddd-danceschool.com/

美容整形、芸能プロとフィットネス

■日刊ゲンダイ2006/12/16
「中高年もハマるフィットネス 現場最新情報」の最終回。「ビジネス拡大に鼻息荒い」フィットネスクラブ。会費は頭打ち(1万5000円が上限)で、これ以上の値上げは難しい。
商売の手を広げる手法として「ウェア」「シューズ」「サプリ」などの物販がメーン。これにマッサージやエステなどのボディーケアが加わる。どこでも見られるものだが、大手クラブ幹部のコメントとして「次の目玉は異業種との提携」というものがある。
「人間ドックの導入や内科診療機関とのタイアップ、カフェやレストランといったテナント程度では誘客の目玉にはなりません。ウチは美容整形や有名カットサロンなどと組んで健康と美容の殿堂を目指すつもりです」
「異業種とのタイアップで施設の充実度を高め、多岐にわたるサービスが展開できれば、もう一度、高級化や入会金制度の復活など収入増の道が開けてきます」
また、別のクラブの役員はこんなプランを明かしている。
「芸能プロダクションや広告代理店と組んで、フィットネス業界からカリスマインストラクターを誕生させたいんです」

前者の大手クラブ幹部ってどこだろう。メディカルフィットネス系でないのは確か。美容の殿堂として経営すればエステのように都心のど真ん中にビルが建つに違いない。
後者はカリスマを作り上げて集客。「グラビアアイドル並のインストラクターが出てきたら面白い」「個人レッスン10万円でも予約殺到」だと。インストラクターになった(兼ねる)タレントさんはいるが、それほど大騒ぎになるほどのものか。なんとか売り上げアップ、入会金制度復活を目的としるようだが、かつてのように入会金頼みの経営→競争激化→安売りとならないか。いずれにせよ、「美と健康への投資」とフィットネス業界が頼りにする「健康志向」とは、ちょっと方向が違うような気がする。

lululemonのOfficialSiteに登場

lululemonのOfficialSite(http://www.lululemon.com/)で目白店のambassadorとして紹介されている。
top > locations > lululemon stores >japan > tokyo mejiro > ambassadors

勝てる体をつくる「野球食」


勝てる体をつくる「野球食」レシピ36


出社前に書店で見かけた本。球児の体をつくる「野球食」レシピ36。何となくタイトルに惹かれた。「野球食」という本は2001年に出版されていて、これはレシピ付き。写真も今風のお洒落なものだった。

注目の資格

■リクルートのキャリアガイダンスページで「いま注目のこの資格」としてADIが紹介されている。
http://shingakunet.com/career-g/mmag/061127/ima_shi/index.html

なお、日刊ゲンダイで好評連載中↓の「中高年もハマるフィットネス 現場最新情報=6」は「役所、医師会、大学が虎視眈々と狙う資格ビジネス」。資格の乱立については、養成コースのパーソナルトレーナーのページに追記(http: //ymt.cside.tv/aero2002/academy/ac23.htm)。

■日経流通新聞(2006/12/13)の新製品コーナーで紹介されていたフェアトレードカンパニーの「ピープルツリー オーガニックコットン・ヨガウェア」。ヨガインストラクターでモデルでもある HIKARUさんとの共同開発。「体にも心にも気持ちの良いヨガウェア」が開発コンセプト。
http://www.peopletree.co.jp/06aw/06aw_w_yw.html

日刊ゲンダイが「ティラピス」

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■日刊ゲンダイで連載している「中高年もハマるフィットネス現場最新情報」
連載1……「筋肉」「健康」「地域コミュニティ」が市場拡大のキーワード
連載2……めまぐるしく変化した20年
連載3……三種の神器からプールが脱落
連載4……米国流コンビニジムが拡大中
とまあ、中身はこんな感じ。フィットネス関連の作品も多いという作家によるものなのだが、第1回目で「日中はジジババ、オッサン、オバハンの巣窟」の記述を見て読む気が失せた。追い打ちをかけたのが第3回目の「水泳より筋トレ、ヨガ、ティラピス」。本文中も見出しも「ティラピス」。プロフィールには「トレーニング歴20年。肉体鍛錬至上主義作家」とあるのだが「ティラピス」。著名トレーナーのコメントだからスルーされたのか「ティラピス」。
……ピラティス普及の道は険しい。

■風邪で体調を崩してから久々に運動。ちょいと軽めに中級ステップ。やはり一段でもキツイ。徐々にペースを上げよう。1月からの新ヨガについてインストラクターが「これまでのニューヨガは呼吸を無視していましたが、新しいヨガは呼吸を重視……」。えっ、そうだったの。