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2011年11月20日

なると屋+典座

金曜日、大好きなごはん屋さん「なると屋+典座」に
お昼ごはんを食べに行ってきました。
夏にかぼちゃのスープを飲んだ記憶があるので、
2か月ぐらいご無沙汰してしまったかも。
タイミングが合わず、なかなか行けなかったのですが
やっと「11月のごはん」を食べることができました。

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主菜はひじきの春巻き。
春巻きの上にはさっぱりとお酢で味つけられたにんじんたちが
色鮮やかにあしらわれていました。
2つを一緒にくちに入れるとにんじんの歯ごたえやすっぱさと
ひじきの深い味が混じり、
ひとつずつ食べたのとはまたひと味違う、新しい味になりました。


ひじきの春巻きを見て

「きゃあ!黒い春巻きだあ」とびっくりしましたが、
食べてまたびっくり!すっぱさがプラスされると
ますますひじきの深みが増すのだなあ、と。
お味噌汁もゆずの風味となんだか少しだけとろんとした
食感。なんだろう、あの感じ。ねぎのとろみかしら?


食べるたびになんどもびっくりしてしまう、
なると屋さんのごはん。
でも、そのびっくりがいつも「やさしい」。
威圧したり、「どーだ!」みたいな感じがまったくない。
とってもおいしいし、意外性があるお料理ももちろんあるのに、
全然いばった感じがしない。
それってすごいなあといつも感心してしまいます。


「こんなにおいしいんだぞー」
「こんな料理、思いつかないでしょ−」


自分が「すごい!」と思えることを人に伝えたくなるのは
当たり前なのだけれど、その伝えかたってとても難しい。
なので、なると屋さんに行くといつもそのことを教わります。
本当に感じてもらいたいことは、もしかしたらひっそりやさしく・・・
ないしょばなしみたいに。なんだな、と。

やさしい味がするなると屋さんのごはんから
いつもいろんなことを学んでます。
ありがと。