自分にしかできないこと。
「からだは動くことを好み、そして生きることを好む」
大好きなマリジョゼの言葉。
今の私はこの言葉に心から頷き、
ひとりでも多くの人に伝えられたら・・・と思っています。
私は子供のころから運動が大嫌いでした。
かけっこはまあまあ早かったけど、体育の時間、
球技はいつも補欠だったし、テニスをすれば
次の時間、鉛筆が持てなくなるほど非力でした。
非力というより、からだが上手に使えてなかったんですけどね。
たまたまスポーツクラブでエアロビクスに出合い、
エアロビクスインストラクターになったことでジャイロやピラティスと
いったボディワークに出合いました。
でも、最初からうまくできたわけではありません。
むしろ、今も必死に練習しないとトレーナーとしてお客様に
エクササイズの見本を見せることもできないと思っています。
子供の頃から動いていた人間ではないし、動いていないころに
脳にプログラムされた悪いクセはまだまだ抜けてないと思い知らされる
こともしょっちゅうです。
でも、そういう生き方をしてきたので、動くことが面倒だと
思うかたの気持ち、マッサージや整体のほうがいいと思ってしまうこと、
理解できます。
だからこそいいます。
動くことは自分にしかできない、と。
マッサージや整体もいいと思います。ときにはそうやって
ほかのかたの手を借りること、必要だと思います。
でも、からだを動かすということは自分にしかできません。
誰も代わりにエクササイズや運動はできないし、
動くことで変えていくことができる動きのクオリティや
感じることができるさまざまな感覚は動いたからこそ与えられる、
自分だけのgiftなのです。
動くことによって効率のよい、安全な動作を手に入れることは
健康な人生を長く過ごすための条件のひとつです。
ひとりでも多くのかたにそのことを知っていただき、
「ちょっとからだを動かしてみたいな」と思っていただけたらと
願っています。
そして、私は思います。
エクササイズを提供する立場にある私がすべきこと。
「ひとりでも多くのかたにからだに興味をもってもらうこと」
それが私のやるべきことなんだな、と。
エクササイズの形ではなく、からだはどんなふうにできていて
どんなふうに動かすといいのか、それがわかることがどんなに
らくちんで気持ちのいいからだで日常を過ごせるのか。
痛みや疲れと疎遠になれる毎日がどんなにこころにとって元気で
ポジティブなエネルギーを与えてくれるのか・・・
それがお伝えできるようにならなきゃ。
形にこだわらず、楽しんで!
義務や習慣ではなく、楽しいからやりたい!と
思っていただけるようなエクササイズを提供できるように・・・・
フランクリンメソッドプロフェッショナルコースを受けて、
そう思っています。
からだを動かすことに出会えて本当に私はしあわせです。