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健康増進型銭湯

日刊スポーツ社会面で連載していた「銭湯百景」。従来の銭湯経営からの脱却に挑む経営者を追うというもの。http://www.nikkansports.com/

第4回「生き残りへ介護とのドッキング」……品川の新生湯は午前9時から午後3時までは高齢者のためのデイサービスセンター。当初はお年寄りの入浴の手伝う形で始まった。その後、介護のための資格をとりデイサービス施設として都に申請、この4月に全国初の健康増進型銭湯としてリニューアルした。洗い場には1周10メートルの流水歩行プールがあるほか、炭酸泉、露天風呂も設置。スポーツ施設並のヒップアップエステ、ボディーシェイプ、サウナも備える。もちろん公衆浴場だから大人430円。
「リニューアル以来、こんなにお客さんがいたか、と驚くほどの入りです」「たとえばフィットネスクラブがありますね。マシンがあって、自転車があって。でも高齢者にあんなマシンが必要でしょうか。お年寄りにふさわしい施設を考えなければならないのです」と新生湯・新井社長は語る。
新生湯=http://www.shinseiyu.jp/

第8回「健康志向に生き残りかける」……行政の力を借りて、健康増進施設としての機能を果たすスタイルも進んでいる。葛飾区では今年度から介護予防一般高齢者施策として「触れ合い銭湯事業」をスタートした。「健康推進員やスポーツ指導員を派遣し1回約2時間の体操を行っている」、「高齢者同士の交流の促進、ひきこもりを回避する手段にもなっている」。