Home>各種情報>インタビュー>相原正人インストラクター

相原正人インストラクターに聞くA

ステップ勉強会

ビギナー、インター、アドバンスとかあるなかで、インターが下のメンバーをすくいあげなきゃならないし、上も楽しませきゃならないから難しい。それなのにまだタップだとか、やってる内容がビギナーだとか……これを何とかしなきゃいけないって始めたのが勉強会。だれかやんなきゃ来ないじゃないですか。上のひとたちは「何で相原が指導してんの」というけど、オレは指導なんかしてないんですよ。ディスカッションする場を提供しただけ。いろんなところで声をかけたり、ビラを配ったりしてるから目立つとは思うけど。参加したインストラクターが語りを聞いて熱いなと思ってくれればいいし、何かを感じて変わってくれればいい。

参加費は気軽に参加できる金額ということで、500円でも1000円でも良かった。はじめは500円にしようかと思ったんだけど、お財布の中に意外と500円玉ってないんですよ。あるのは1000円札、1万円札……じゃあ1000円にしようって。

この世界にはこだわらない

この世界には全然こだわってはいない。はじめたころは25〜26歳くらいで辞めようって思ってた。学校とかいきたかったし。英語はねえ、しゃべりも読むのも全然オッケーなんですよ。でもね書くのが苦手。向こうでは会話で覚えていったから。たとえばdifficultとか。ノートにディフィカルトって片仮名で書いて覚えていったんですよ。feelならフィール、感じるとか。別に英語とかじゃなく、何か勉強したかった。ワーキング・ホリデーの制度も使ってみたかったし。でも、この仕事を続けていくうちになんとなく面白くなっちゃった。

別に有名になりたいとかではないんです。たまたまアメリカ行って、たまたま出会ったステップで、たまたま飛び出たって感じ。周りからいろいろ言われることもあるけど、何もしていない人に限ってそういうことを言うわけだし、「オレってラッキーじゃん」と思う。だって、こっちは向こうのことを知らないけど、相手はこちらを知ってくれるから。認知度上がるし。

ショックな事件

やっぱ、ニューヨークは違うよね。ほんと何回も行った。
だから去年のあの事件(2001/09/11の同時多発テロ)はショックだった。最初見たとき映画だと思ったもん。あれで友人1人いなくなっちゃったし、もう1人も行方不明。あのワールド・トレード・センターなんかホント大好きで20回は登ったかなあ。行くたびに登っていた。それがあんなことに。

怒りで、翌日のレッスンはできなかった……15分やったところで、もうダメ。メンバーさんはオレがニューヨークにいたことを知っててくれたから残り時間はず〜っとストレッチ。

あのとき、不明者探しますとかガレキ撤去なんかのボランティアに登録したんですよ。米国はもちろん日本でも。ほんと、このまま辞めようって思った。連絡がとれるようになって、ニューヨークの友人に「何か手伝うことないか?」って聞いたけど「マサトはそっちでガンバレ」って言われたなあ。結局ボランティアのお呼びもかからなかった。向こうの友人はそこで頑張っているのに、ニューヨーク行くために辞めたらくだらないでしょっ? じゃあ、おれは今まで通り、暴言吐いて暴れるようなレッスンをやってやろうって切り替わった。

チャンスを逃すな

今年は忙しくてボディボードも選手登録ができなかったけど、来年はもうちょっとやってみたい。いま28で来年29歳じゃないですか。ワーキング・ホリデー(の制度)も使ってみたいし。カナダ、オーストラリア、ドイツ……そこで何か、そう、アメリカでステップに出会ったときのような面白いものを見つけたらパッと辞めちゃうと思う。
みんなへのメッセージですか?そうだなあ。「チャンスを逃さないほうがいい。流行(はやり)に乗って生きてほしい、今この流行があるならその流れにのっていけばいい」かな。

◇あいはら まさと◇

アイアイの愛称で知られる「King of Step」「STEPPER」「ステップのカリスマ・インストラクター」。現在は6店舗、週16本のレッスンをこなす。「実はおばあちゃんが好き」で青竹、ボールのクラスを持っていたこともある。

ページトップへ

【PR】

Copyright (C) エアロ道場 All Rights Reserved. <最終更新日: 09/11/2008 >