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2009年12月16日

ときどき日常を捨ててみる

「捨てる技術」という本があるぐらい、なにかを捨てることは
とても難しいことです。
でも、ほんのちょこっとだけ、とかいっこだけ・・・なら
きっと誰にでもできるのではないかな?と思うゆきぷです。


毎週水曜日。
池袋から鎌倉までいつも同じ湘南新宿ライン「逗子行き」に
乗って、鎌倉に出勤します。
所要時間64分。自宅から考えるとだいたい1時間15分から20分でしょうか。
この時間が私にとって「捨てる」時間です。


東京で仕事をしていれば、この時間もお客様とセッションをすることが
できたかもしれない。デスクワークができたかもしれない。


その焦りを「ポイッ」。


鎌倉に向かっていく時間は遠くから流れてきた川が海に流れ込むような広がりのある
ゆったりとしたもの。
この時間に自分のことを考えたり、本を読んだりしていると、日常を忘れている
自分に気がつきます。
たった1時間なのですが、焦ってもなにもできない、
ただ、電車が鎌倉に着くのを待つしかないこの時間が、
私に教えてくれることはとても大きく気づかされるのです。


「ときどき日常を捨ててみることってとても大切なことなんだ」と。


「鎌倉、遠くない?」


東京にいる友達などに言われることもありますが、
この「日常を捨ててみる」ことに気がついてから
ますます通勤時間が楽しくなりました。


そして、東京からいらっしゃるお客様のなかにも
その時間に気がつき、楽しんでいらっしゃるかたたちが
います。


ほんのちょっとだけ日常を捨ててみることが
できる鎌倉への道のり。
とてもステキです。